こんにちは!よしだ先生です!
先生は子どもの時から本を読むのが大好きで、両親に本を買ってもらったり、学校や近くの図書館で本を借りたりして本を読んでいました!
今でも、読書が好きで年間100冊以上本を読んでます!
先生が子どもだったのはもうずいぶん昔ですが、先生が今まで読んで楽しかった本の中で、今の子どもに読んで欲しい本を何冊か紹介したいと思います!

『十五少年漂流記』(じゅうごしょうねんひょうりゅうき)/ジュール・ヴェルヌ著

作者について
ジュール・ヴェルヌはフランスの小説家です。
「十五少年漂流記」の他にも「海底二万マイル」や「八十日間世界一周」といった冒険小説を書かれた小説家です。

あらすじ
15人の少年だけを載せて港を出てしまったスルギ号は、嵐に合いとある無人島に流れつきます。少年達は島を探検し洞窟を見つけてそこに移り住んだり、中からリーダー(大統領)を決めたりしながら自給自足の島での生活に適応していきます。
島に流れ着いて1年半ほどが経ったころ、少年たちは浜辺で新たな漂流者の男が倒れているのを発見します。また、森の中では同じく漂流者の女性も発見します。なんとこの男女の漂流者が乗っていた船はウォルストン一味の7名に襲われ燃えてしまい、2人は命からが逃げてきたとのことでした。そして、そのウォルストン一味が2人を追いかけて島にやってきます。15人の少年と2人はウォルストン一味から逃げて無事に逃げることができるのでしょうか。そして、無事に両親が待っている家に帰ることができるのでしょうか。

よしだ先生のおすすめポイント!
本を読み始めると、冒頭の嵐の中で船が流されていくシーンからハラハラドキドキします。最初は浜辺に漂着したものの、そこが島なのか大陸なのかも分からない状況から周囲を探検し島であることを知ったり、島の植物や動物の中から食べれるものを探したりと、少年達が勇気と知恵をふり絞り、さまざまな課題をクリアしながら成長してきます。
そして、本の後半に入り、島の生活に慣れた頃に突然新たな大人の漂流者とさらにはとても怖ろしいウォルストン一味が現れて、物語はクライマックスを迎えます。
ずーっとハラハラドキドキしたまま最後まで読めます!
この本を読むことで自分も少年達と同じようにドキドキしたり悩み苦しんだりしながらも一緒に成長できた気分になりますよ!

最後に
大人になった今読むと、15人の中にいる黒人の水夫の少年には大統領選挙の選挙権がないのをみんなそれがさも当然という感じであることに違和感を覚えたり、世界の歴史についても考えさせられるシーンもあります。
今から130年前に書かれた作品ですが、令和時代の今読んでもとても楽しい作品です。興味のある方は是非読んでみてください!少年達の冒険に心躍りますよ!

『きまぐれロボット』/星新一 著

作者について
星新一は日本のSF小説家です。
特に「ショートショート」と呼ばれているとても短いお話を書くのが得意で「ショートショートの神様」と呼ばれていました。
小松左京・筒井康隆と合わせて「SF御三家」とも呼ばれていました。
他に『ボッコちゃん』や『ようこそ地球さん』といった作品を書かれています。

あらすじ
『きまぐれロボット』はショートショートの短編集となっていて、一つ一つのお話がとても短いです。例えば、表題のショートショート作品『きまぐれロボット』はこんな感じのお話になります。
「大金持ちのエヌ氏は、おなかがすいたら料理をつくり、あとかたづけに、へやのそうじ、退屈すれば話し相手にと、なんでもできるロボットを博士から購入しました。そしてそのロボットを連れて離れ島の別荘に一か月間のバカンスに行きます。しかしそのロボットは・・・」
と、これ以上はネタバレになるのであらすじの紹介はことまでとさせていただきます。

よしだ先生のおすすめポイント!
「ショートショートの神様」星新一先生の魅力がギュッと詰まった一冊となっています!
一話完結の4ページというショートショートストーリーが全36話収録されています。そして、ちゃんと全てについてオチが作りこまれているのは素晴らしいです。
一つ一つの物語が短いので簡潔でとても読みやすくて、一話読んだら次のお話を読みたくなり、それを読んだらそのまた次のお話を・・・と、ページをめくる手が止まらなくなってしまいます!

最後に
大人になった今読むと、こんな短さなのにしっかりと人間のずる賢さやみっともなさが滑稽に描かれていて、星新一先生の技術の高さや一話一話の完成度の高さにほれぼれしてしまいます。
かなり前に発表された作品ですが、今読んでも古さを全く感じさせません!
興味のある方は是非読んでみてください!ロボット、宇宙人、(珍)発明といったものが織りなすユーモラスな近未来の世界を楽しめますよ!

『100万回生きたねこ』/佐野洋子 著

作者について
佐野 洋子は日本の絵本作家、エッセイストです。
他に『わたしのぼうし』や『ねえ とうさん』といった作品を書かれています。

あらすじ
主人公の猫は、ある時は一国の王の猫となり、ある時は船乗りの猫となり、その他、サーカスの手品つかいの猫、どろぼうの猫、ひとりぼっちのお婆さんの猫、小さな女の子の猫・・・と100万回生まれかわっては、様々な飼い主のもとで死んでいきました。どの飼い主も猫の事が大好きで、その死に泣く程悲しみますが、猫は自分の事だけが大好きで、それぞれの飼い主達のことが大嫌いでした。そして、何度も生き返るので死ぬ事も特に恐れてなくなりました。
ある時、猫は誰の猫でもない立派な野良猫になりました。猫は、100万回生きた事を自慢し、魅力を感じた周囲のメス猫たちは何とか猫の恋人になろうと、プレゼントを持ってきたり、毛繕いをして猫にすり寄ってきます。それに気を良くしていた猫でしたが、唯一自分に関心を示さず、自慢話にも素っ気ない反応しかしない一匹のメスの白猫のことを気になり始めます。何とか興味を引こうとするうちに、いつのまにか猫は、ただ白猫のそばにいたいと思うようになりました。そして、白猫も猫の想いを受け入れます。猫は白猫と一緒にいるうちに、自慢話をしなくなっていきました。
その後猫と白猫の間にはたくさんの子供ができますが・・・。

よしだ先生のおすすめポイント!
このお話は絵本です。ですが、絵本だからといって侮れません。
愛や悲しみとはといったことから、生きる意味までさまざまなことを考えずにはいられない作品となっています。

最後に
シンプルだけど奥深いストーリーがとても胸を打ちます。
輪廻転生を繰り返している一匹の猫が、やがて運命の相手と出会ったことで愛や悲しみを知っていく様はとても哲学的な作品と言ってもいいのかもしれません。
大人になった今読むと、子供のときにはそんな事はなかったのに、最後に泣いてしまいました。それは私も大人になって少しは「生きる意味」を理解できるようになったからではないかと自己分析しています。
そういう意味では大人になってからも、もう一度読んで欲しい一冊です!

『ハリー・ポッター』シリーズ/J.K.ローリング 著

作者について
J.K.ローリングは、イギリスの小説家です。特に「ハリー・ポッター」シリーズの作者として有名です。彼女は1965年にイギリスのグロスターシャーで生まれ、最初は教師として働いていましたが、後に小説家に転身しました。
J.K.ローリングは、多くの賞を受賞しており、その作品は世界中で翻訳され、映画化もされています。彼女はまた、社会貢献活動にも積極的に取り組んでおり、慈善団体に多額の寄付を行っています。

あらすじ
「ハリー・ポッター」シリーズは、世界中で愛される児童文学作品であり、魔法と冒険がテーマとなっています。シリーズは7巻からになります。主人公であるハリー・ポッターが、宿敵のヴォルデモートとの戦いに挑む中で、仲間との出会いや別れ、友情や愛情にめぐり会いながら、自分自身と魔法界の運命を切り開いていく物語です。

よしだ先生のおすすめポイント!
架空の魔法世界が舞台となっており、そこには魔法や魔法生物、魔法学校などが登場します。緻密に世界観が描かれているため、本当のこの世界には魔法使いが人知れず住んでいるのではないかと思ってしまうくらいリアリティがあります!
ハリーたちはホグワーツ魔法魔術学校で学び、魔法界に潜む脅威に立ち向かう中で、友情や愛情、責任感などを身に付け成長していきますが、読んでいると一緒にホグワーツ魔法魔術学校で勉強をして自分も成長しているように思えます!
冒険、魔法、友情、恋愛、家族愛、哲学的なテーマなど、多岐にわたる要素が詰まっているのも、この作品の魅力の1つです!

最後に
映画も有名ですが、本で読むと映画以上にその世界観に入れることができるのではないかと思います。ハリーたちと共に、魔法を学び、そして世界を救う冒険をしてみませんか!

以上、読んで欲しい本をご紹介しました!
本屋さんや図書館で見かけた時は、是非手に取っていただきたいです!