Scratchで簡単プログラミング!ゲームを作ってみよう!

posted in: コラム | 0

Scratchってなに?なにができるの?

4月からの「小学校でのプログラミング教育必修化」に先立ち「Scratch」が注目されています。
スクラッチと言っても、もちろん宝くじのことではありません。

「Scratch(スクラッチ)」はMITメディアラボが開発したプログラミング言語の学習環境です。
プログラミング教育必修化において、特に注目されているビジュアルプログラミングができる環境です。
インターネットのページにアクセスすることで、すぐプログラミングすることができます。
つまり、パソコンかタブレットがあれば、他にダウンロードしなくても気軽に始めることができるのです。
また、使うのはマウスがメインなので、キーボードに不慣れな子どもでも始めやすいです。

「MITメディアラボ」は米国の「マサチューセッツ工科大学」にある研究所です。
イギリスの大学評価機関が公表している「QS世界大学ランキング」にて8年連続で 1位を取っている、大変権威のある大学で開発されているということも、注目されているポイントとなっています。

誰でも簡単にゲームを作ることができる

Scratchを使うことで、プログラミングの知識がなくても簡単に「ゲーム」を作ることができます。
さすがに販売されているような美麗なグラフィックのものは作れませんが、提供されている2Dモデルのキャラクターを自分で考えたように動かすことができます。

「ゲームを作る」ことの意味

「ゲーム」というと、香川県で施行予定の「ネット・ゲーム規制条例」が物議をかもしているように、何かと悪者にされがちです。
その是非については本題ではないためここでは触れませんが、そもそも

「ゲームを作る」

ことと

「作られたゲームをプレイする」

ことは根本的に違います。

ゲームを作る=ものづくり

「ゲームを作る」ということは、広い意味で「ものを作る」ということです。
ものを作るためには、正しく動かすための知識が必要になります。

たとえば、横にスクロールするアクションゲームを作りたいと考えた場合、必要になるのは何でしょうか。

・ボタンを押した時間に対する走る距離
・ジャンプの軌道
・敵や障害物にぶつかったときの挙動(跳ね返るなど)

これらを全部自然に表現するには、三角関数や重力加速度、速度の公式といった、数学や物理の知識が必要になります。
最近の3Dゲームは動きが非常にリアルですが、その裏では相当複雑な計算を行っているのです。

ゲームそのもののアイディアだけではなく、動きや操作性など、想像以上に「上手く動かすためにどうすればいいか」を考える機会が多いのです。
これは、ただゲームをプレイしているだけでは得られないものです。

他人にもプレイしてもらえる

ゲームを作るもうひとつの意味としては
「完成したものを他人にプレイしてもらえる」
ということがあります。

特にScratchは、公式サイトで作ったゲームを共有することができ、全世界の人がプレイした感想を書き込むことができます。
他人に遊んでもらえることは、作る上でのモチベーションにつながります。

Scratchで ゲームを作ってみよう

「習うより慣れよ」というのはよく言われる言葉ですが、Scratchはまさにそれが当てはまります。
どんな機能があるのかを勉強するより、自分で動かして作ってみましょう。

動作環境の確認

最初に説明した通り、Scratchはインストールやセットアップといった準備は必要ありません。
インターネットにアクセスできるパソコンやタブレットがあれば大丈夫です。

ブラウザ(ホームページを見るためのアプリケーション)を使うのですが、Internet Explorer以外は基本的に最新バージョンになっていれば使えます。

Internet Explorerはサポートされていませんが、別のブラウザをインストールすれば使うことができます。
詳しくは公式サイトの「Scratchの動作推奨環境は?」をご確認ください。

今回は「パソコンで操作している」という前提で説明しますので「クリック」という言葉を使いますが、タブレットであれば「タップ」すると思ってください。

最初の準備

まず、Scratchの公式サイトにアクセスしましょう。
https://scratch.mit.edu/

「作ってみよう」を選択します。
起動すると、以下のような画面が自動的に表示されます。


もし左側のブロックに表示されている文字が日本語でなかったり、子どもが低学年以下で漢字があまり読めなかったりで言語を変更したい場合は、地球儀のマークをクリックすると変更することができます。
漢字ありの場合は「日本語」ひらがなのみの場合は「にほんご」を選びましょう。

早速プログラミングしてみよう

準備ができたら、早速プログラミングをしてみましょう。
基本的にScratchでは、下のような「ブロック」を動かしてプログラミングを行います。

ネコを動かしてみよう

左側にあるブロックは、使えるブロック一覧であって、実行されるブロックではありません。
実行する場合は、左側から真ん中のエリアに移動させる必要があります。

試しに左側から「10歩動かす」を真ん中のエリアにドラッグしてみましょう。


ドラッグしたブロックをクリックすると、右側のネコが少し右に動きます。
10歩とはいっても、普通に想像する10歩ではありませんので注意しましょう。
何度もクリックするとどんどん右に動いていきます。

たくさんのブロックを使ってネコに動きをつけよう

使えるブロックは1個だけではありません。
ブロックは、下につなげていくことで連続した動きをすることができます。

何度も同じ動きを繰り返したい場合は、外側に「ずっと」というブロックをはめることができます。


試しに組み合わせて、

・50歩動かす
・90度回す

を「ずっと」やってみましょう。


イメージとしては、上のような動きになります。
ただし実際は、凄い勢いで回り続けます。

今回は簡単な動きですが、座標指定してその場所に移動させるというようなこともできます。

ネコに帽子をかぶせてみよう

左上のメニュー「コスチューム」をクリックすると、ネコに絵を追加することができます。
ペイントソフトの要領で、絵を描くことができます。


ネコにシルクハットをかぶせてみました。
この格好でネコを動かすことも可能です。

他のキャラクターを選んでみよう

最初表示されているのはネコですが、他のキャラクターを選ぶこともできます。
「コスチューム」を選んだ状態で、左下のアイコンをクリックしてみましょう。


以下のように、一覧が出てくると思います。
動物だけでなく、人間も選べるようになっています。


選択してから、ネコのように絵を追加することもできます。


このように、キャラクターの見た目と動きを変えることによって、オリジナルのゲームを作ることができるのです。

おわりに

今回は見た目と本当に簡単なプログラミングだけ説明しました。いかがでしたか?
「なんか自分でもできそう」と思った方は、画面左上にある「チュートリアル」を選ぶと、動画を見ながら順番に進めることができますので、是非やってみてください。

みらいごとラボのCクラスではScratchを使ったプログラミングを学ぶことができます。
学習の目安もありますので、ただ作るだけではなく、知識も身に着けることができ、プログラマーとしての第一歩を踏み出すことができるでしょう。