みなさん、マインクラフトでお家を作るのは好きですよね。先生も大好きです。
子どものころは、お誕生日やクリスマスのプレゼントにいつもレゴをお願いして、ブロックでお家を作るのが大好きでした。建築が好きすぎて本物のお家の工事もするようになりました。
このあいだ、大工さんと一緒に古いお家の床を直す工事をしたので紹介しますね。
お家を作ることは、プログラミングととても似ていて、しっかり計画を立てることが大切です。
今回はキッチンの床を新しくするために、こんな計画をたてました。

大工さんに計画を説明して、古い床を壊すところからスタートします。

この床板は昔ながらの作りで、持ち上げるだけではずせました。
床の破壊成功です!

マイクラとは違って、床の下は土ではなく、「つか」や「おおびき」という、床を支える木があります。
古いお家は支えが少ないので、新しくて丈夫な支えを追加して、しっかりした土台を作ります。
支えができたら、水色の発泡スチロールでできた断熱材を入れていきます。
断熱材は、お家の中を冬はあたたかく、夏はすずしく保ってくれる、とても便利な材料なんです。
あ、左にいるのは今回のエージェントくん。たのもしい大工さんです!
実際の工事では、大工さん、水道やさん、板金やさん、塗装やさんなど、たくさんのエージェントくんたちに助けてもらいます。
土台ができたら、木の板をはるのですが、一枚一枚がとても重いです。
大工さんは力持ちなので、軽々と運び、工具を使って複雑な三角の形もあっという間に切り出して作ってくれます。
さんすうで習う、三角形や角度の計算も使うんですよ。
ここからは、エージェントくん(大工さん)から先生(しろうと)にバトンタッチです。

床をビスで止めたら、床に小さな段差やすき間ができないように、段差やビスのあとを特別な材料で平らにします。
最後は、超強力接着剤で「クッションフロア」というシートの床をはって、新しい床の完成です!
床だけピカピカになると、まわりの場所の汚れが目立ってしまうので、少し古く見える床材をえらびました。

でも、床がきれいになると、電気を直したり、天井や壁もきれいにしたくなってしまいました。
マイクラと同じで、ひとつ完成すると、次のものを作りたくなっちゃうんですよね。
ということで、こちらの床は、じつはまだ未完成。
床は仮においておいて、別の修理プログラムがスタートします。
一つ進むごとに、
「材料は何がいるかな?何個いるかな?」
「だれにお手伝いをたのもうかな?」
「どっちを先にしたほうが効率がいいかな?」
「もっといいやり方はあるかな?」
「いくらかかるかな?」 ←重要!
スタートする前に、いろいろ考えながら進めています。
プログラミングと同じで、むずかしいけれど、ピシッと完成したときはとても達成感があります。
建築は一つの例ですが、パソコンの外でもプログラミングの考え方を生かせることって、たくさんあります。
ぜったい大人になったときに役に立つので、ぜひ楽しみながら学んでいきましょう!
みなさんがマイクラで作ったものを見せてもらうのも、
どんな計画を立てたのか聞くのも、いつも楽しみにしています。
以上、建築ガチ勢のあおやぎ先生でした!