みなさん、こんにちは!私はシガ先生と申します。
生まれと育ちは福島ですが、現在は仙台に住んでいます。
季節ごとの食事が好きなので、月ごとにまとめてみました!ローカルなものも結構あるかも・・・?
4月
・甘茶(8日、花まつり)
4月8日は花祭りの日です。花祭りはお釈迦様の誕生日で、クリスマスと似たようなお祭りです。クリスマスはケーキを食べますが、花祭りは甘茶(緑茶、ほうじ茶、麦茶に砂糖を入れたものや、アジサイのお茶)をお釈迦様の像にかけたり飲んだりします。
5月
・新茶(2日頃、八十八夜)
・柏餅、ちまき(端午の節句、5日)
八十八夜は茶摘みの歌で知っている人も多いと思います。新茶は季節に飲むと美味しいですよ~
柏餅やちまきは、給食で出たことがあると思います。「ちまきって何だ…?」と気になって調べたところ、「もち米、鶏肉、シイタケなどをハスの葉で長方形に包んで蒸したもの」らしいです。
6月
・あられ
・水無月(京都だけ?)
昔は冷蔵庫などなかったので、冬に出来た氷を氷室(ひむろ)という場所に保存していました。
6月には氷室開きがあり、その時にあられを食べていたようです。
水無月(みなづき)は、三角形のベースに小豆が乗った和菓子です。京都で主に食べられているようです。
7月
・ソーメン(七夕)
・うなぎのかば焼き(23日頃)
言わずもがな、7月はソーメンを食べますね。土曜の丑の日にはウナギを食べるのも有名です。
皆さんも丑の日にはウナギをねだってみましょう。
8月
・精進料理、白玉団子(お盆)
お盆には精進料理(お肉を使わない料理)を食べるところもあるようです。お坊さんは一年を通して精進料理を食べているのですが、由緒あるお寺の胡麻豆腐は本当に美味しいので行く機会があったら食べさせてもらいましょう。
9月
・月見団子、里芋(十五夜)
・おはぎ(23日頃、秋分)
月を見ながら食べる団子は乙ですね。おはぎははじめて食べた時はビックリしましたが、今では好物です。
10月
・月見団子、栗ご飯
昔は9月の十五夜のあと、始めて満月が現れる十三夜にもお月見をしていたようです。
片方しか月見をしないことを片見月といい、縁起が良くないとされていました。
11月
・ちとせあめ(15日、七五三)
ちとせあめには、紅白の長い飴を食べることで、「細く長く」そして「粘り強く」
いつまでも元気で健やかに成長しますようにと祈願する意味があります。
12月
・かぼちゃの煮物(22日頃、冬至)
・年越しそば(大晦日)
冬至を境に日は長くなっていく一方で、まだまだ寒さは厳しい時期であるため、栄養価の高いかぼちゃを食べ、
ゆず湯に浸かって身体を温めることで、無病息災を願ったそうです。
また、そばは他の麺類に比べて切れやすいため、今年1年の災厄を断ち切るという意味で食べるそうです。
1月
・おせち、お雑煮、お屠蘇
・七草粥(7日、人日の節句)
・おしるこ(11日、鏡開き)
お屠蘇は聞き慣れないと思いますが、幾つかの原料を混ぜて作られたお酒を指すようです。最近は日本酒で代用することも多くなりつつあります。
2月
・恵方巻、福豆、イワシ(節分)
なぜ節分にイワシ?と思うかも知れませんが、イワシは焼いたときの煙が恐ろしく臭いため、魔よけの力があるとされているからです。家によって、玄関先に柊の葉とイワシの頭を飾る場合もあります。
3月
・ちらし寿司、ハマグリのお吸い物、菱餅、白酒(桃の節句、ひなまつり)
・ぼた餅(春分)
おはぎとぼた餅は同じ料理ですが、名前が季節の花由来なため、作る季節によって名前が違います。
また、ちらし寿司に入っている海老は「腰が曲がるまで丈夫」という意味で「長寿」、豆は「健康にマメに働く」、ハスは穴から先を見通せるから「先の見通しがきく」に繋がることから、縁起の良い食材といわれています。
他にも東北地方では、9~10月に、川沿いで鍋を作って食べる「芋煮会」をやります。皆さんの地域には、どんな行事食がありますか?